UCI、アスタナのワールドツアーライセンスを保留に
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【12月5日 AFP】国際自転車競技連合(UCI)は4日、2015年のワールドツアーライセンスを獲得した8チームを発表した。来季の登録チームは、これで合計16となったが、ドーピング問題が相次いでいるアスタナ(Astana Pro Team)のライセンス獲得は保留となり、来週まで審理の結果を待つことになった。
2014ツール・ド・フランス(2014 Tour de France)王者のヴィンセンツォ・ニバリ(Vincenzo Nibali、イタリア)を擁するアスタナは、リザーブチームのアスタナ・コンチネンタル(Astana Continental)と共に、最近5人目のドーピング違反者が発覚するというスキャンダルの渦中にあり、今回の登録チームには含まれなかった。
2度のフランス選手権王者に輝くスター選手、トマ・ヴォクレール(Thomas Voeckler、フランス)が所属するチーム・ユーロップカー(Team Europcar)もまた、ライセンス獲得は保留となった。
UCIは声明で、「この2チームについて、ライセンス委員会は遅くとも12月10日までに判断を下す。追加の伝達は、後日行われる」と述べた。
UCIがワールドツアーライセンスを許可するのは、年に合計18チームとなっており、両チームがライセンスを取得できなかった場合は、下位カテゴリーに位置するコンチネンタルチームで既にライセンスを獲得しているチームと入れ替わることになる。
今回の発表に先立ち、アスタナについては、ドーピング問題のあおりでワールドツアーライセンスの取得は見送られるという憶測が流れていた。
ニバリがけん引するアスタナでは、今年5人がドーピング検査で陽性反応を示しており、マキシム・イグリンスキー(Maxim Iglinskiy)とバレンティン・イグリンスキー(Valentin Iglinsky)の兄弟からは禁止されている血液を強化するエリスロポエチン(Erythropoietin、EPO)が検出され、さらに、アルトゥール・フェドセーエフ(Artur Fedosseyev)、ビクトル・オキシェフ(Victor Okishev)、そしてイリヤ・ダビデノク(Ilya Davidenok)はステロイドの摂取が発覚している。
この事態を受け、カザフスタン自転車連盟(KCF)は、アスタナ・コンチネンタルの資格停止とスポーツディレクター兼コーチを務めるドミトリ・セドウン(Dmitri Sedoun)氏の解任を決めた。
アスタナ・コンチネンタルは、イタリアに拠点を置くアスタナとは同名ながら別チーム。両チームともにカザフスタンとつながりがあり、選手を供給しあう関係となっている。(c)AFP