【12月4日 AFP】14-15NBAは3日、各地で試合が行われ、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ(Philadelphia 76ers)は85-77でミネソタ・ティンバーウルブズ(Minnesota Timberwolves)に勝利し、開幕17連敗の流れを断ち切った。

 待ち望んでいた白星を挙げたセブンティシクサーズは、2009-10シーズンに、当時のニュージャージー・ネッツ(New Jersey Nets)が記録したNBA史上最低となる開幕18連敗は、なんとか免れた。

「本当に安心した」と話した昨季の新人王マイケル・カーター・ウィリアムス(Michael Carter-Williams)は、ゲームハイの20得点、9アシスト、9リバウンドを記録した。

 セブンティシクサーズでは他にも、ベンチスタートのロバート・コビントン(Robert Covington)が17得点をマークし、今夏ティンバーウルブズからトレードされたカメルーン出身のルーク・バー・ア・ムーテ(Luc Mbah a Moute)が、12得点9リバウンドの活躍をみせた。

 カーター・ウィリアムスは、「チームは興奮状態だ。ここから立て直したい」とコメントした。

 NBA記録となる26連敗を喫するなど、昨シーズンをわずか19勝で終えたセブンティシクサーズのブレット・ブラウン(Brett Brown)ヘッドコーチ(HC)は、試合前に「勝利はもうそこまで来ている。われわれは進歩している」と話していた。

 予言を的中させたセブンティシクサーズだが、故障者が続出し守備陣に不安の残るティンバーウルブズを相手に、フィールドゴール(FG)成功率39パーセントと苦戦した。ティンバーウルブズでは、元シクサーズのサデウス・ヤング(Thaddeus Young)が16得点を挙げている。

 両チームはこの日19ターンオーバーを記録しており、カーター・ウィリアムスは「ここで後退するわけにはいかない」とコメント。チームが連勝街道を突っ走るためには、ターンオーバーを減らすのが絶対条件だとした。

 セブンティシクサーズは、5日に強敵オクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)を迎え撃つが、少なくとも一晩は、勝利の美酒に酔うことができる。

 ブラウンHCは、「そのために試合をするのさ。勝つためだよ」とコメントした。(c)AFP