【12月2日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)で資金難に直面し、新たな買い手を模索中のケータハム(Caterham F1 Team)が、2014年のマシンを使用して来季の選手権に参戦する特別な許可を得られることになった。

 この動きは、今週ドーハ(Doha)で開かれる世界モータースポーツ評議会(World Motor Sport CouncilWMSC)で承認されるとみられ、F1残留を目指すケータハムの新オーナーは、新しいマシンの開発に莫大な資金を投じる必要がなくなる。

 ケータハムは、2014年シーズンの途中で管財人の管理下に置かれ、第17戦米国GP(United States Grand Prix 2014)と第18戦ブラジルGP(Brazilian Grand Prix 2014)の欠場を余儀なくされたが、ファンからの寄付により最終戦のアブダビGP(Abu Dhabi Grand Prix 2014)で再び出走が可能となった。

 管財人のフィンバー・オコネル(Finbarr O'Connell)氏は1日、英通信社プレス・アソシエーション(Press AssociationPA)に対し、「F1委員会(The F1 Commission)と国際自動車連盟(International Automobile FederationFIA)は、小規模チームが来季も2014年のマシンを使用することを支持し、さらなる時間と選択肢を与えることに合意した」と述べた。

「これは、私が話している関係者全員の利益になる。なぜなら、彼らに選択肢が与えられ、この手段によってF1への参戦が容易になるからだ」

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