【12月1日 AFP】人気SF映画シリーズ「スター・ウォーズ(Star Wars)」の最新作『Star Wars: The Force Awakens』の初の予告映像が先週末、公開された。本編公開はまだ1年先だが、シリーズ7作目となる待望の新作の映像公開を受け、ネット上では、新しいライトセーバーについての賛否両論など、ファンたちによる感想や意見、臆測が飛び交っている。

 11月28日に公開された予告編では、「ついに目覚めようとしている──感じないか?」とのしわがれ声のナレーションと共に、作戦準備を進めるストームトルーパーの一団が映し出される。

 ナレーションが「暗黒と──光が…」と続けると、画面には雪が降り積もる森の中でマントを着てライトセーバーを取り出す、シスの暗黒卿とみられる人物が映し出される。

 この他、旧3部作でハリソン・フォード(Harrison Ford)が演じたハン・ソロ(Han Solo)が船長を務める宇宙船「ミレニアム・ファルコン(Millennium Falcon)号」も登場し、惑星上で宙返り飛行や超低空飛行を披露した後、帝国軍の戦闘機「TIEファイター」との戦闘態勢に入る様子が描かれている。さらに、反乱同盟軍の戦闘機「Xウイング」も登場する。

 インターネット上では、剣のつばのような形で柄の両側からレーザーが突き出す新しいデザインのライトセーバーに対し、賛否両論が噴出している。あるユーザーは、「ばか、ばか、ばか!」「この『新しい』デザインは、格好良くもなければ、戦いにおいて実用的でもない…手をちょっとひねったら、自分の手を切り落としてしまいそうだ」と投稿した。

 同作には、1977年公開の第1作のオリジナルキャストであるハリソン・フォード、マーク・ハミル(Mark Hamill)、キャリー・フィッシャー(Carrie Fisher)、アンソニー・ダニエルズ(Anthony Daniels)、ピーター・メイヒュー(Peter Mayhew)、ケニー・ベイカー(Kenny Baker)が再び出演する。

 公開された映像にはシリーズおなじみのキャラクターの姿はなかったが、シリーズ初出演となる英俳優ジョン・ボイエガ(John Boyega)がストームトルーパーに扮(ふん)し、砂漠地帯を歩く姿や、同じく英国人の女優デイジー・リドリー(Daisy Ridley)が新しいタイプのスピーダーバイクに乗る姿が写っている。この乗り物については、「エンジン付きのフラッシュドライブ」のようだとの声が上がった。さらに、転がって移動するR2-D2に似たドロイドの姿も垣間見える。

『Star Wars: The Force Awakens』の撮影は既に終了しており、公開日は2015年12月18日の予定だ。(c)AFP/Michael THURSTON