【12月1日 AFP】14-15イタリア・セリエAは30日、第13節の試合が行われ、ASローマ(AS Roma)が4-2でインテル(Inter Milan)に勝利した。

 敗戦を喫する中、インテルで2次政権を迎えているロベルト・マンチーニ(Roberto Mancini)監督は、異議を唱えて初めて退席処分を受けた。

 インテルは2度の劣勢を跳ね返したものの、終盤にミラレム・ピャニッチMiralem Pjanic)が2得点を挙げたローマが首位ユベントス(Juventus)との勝ち点差を保った。就任初戦となったACミラン(AC Milan)とのダービーを1-1で引き分けていたマンチーニ監督は、初黒星を喫した。

 前半21分、ジェルヴィーニョ(Gervinho)が今季ようやく2点目となるゴールを決めてローマが先制したものの、インテルはCKからアンドレア・ラノッキア(Andrea Ranocchia)がヘディングシュートを決めて同点とし、試合はハーフタイムを迎えた。

 ローマは後半2分にホセ・ホレバス(Jose Holebas)のゴールで勝ち越したものの、インテルは元ローマのパブロ・ダニエル・オスヴァルド(Pablo Daniel Osvaldo)の得点で同12分に再び追いついた。

 しかし、その3分後にペナルティーエリア内でフランチェスコ・トッティ(Francesco Totti)からのパスを受けたピャニッチがネットを揺らし、ローマが勝ち越しに成功。すると、直後にホレバスのフレディ・グアリン(Fredy Guarin)に対するファウルに抗議したマンチーニ監督が退席処分を命じられた。

 さらにピャニッチはロスタイムに約25メートルのFKを蹴り込み、勝ち点3を確実にした。

 リーグ戦4敗目を喫したインテルは、ユベントスと勝ち点17差の11位に沈んでいるものの、マンチーニ監督がシーズン終了時の目標としている3位との差は同6となっている。(c)AFP