【11月30日 AFP】2014-15スキージャンプW杯は29日、フィンランドのルカ(Ruka)で男子個人第3戦が行われ、葛西紀明(Noriaki Kasai)が、シモン・アマン(Simon Ammann、スイス)と同点優勝を飾った。

 葛西は1本目で145メートル、2本目で131.5メートルを記録し、アマンと272.2点で並んだ。42歳のレジェンド葛西は、W杯最年長優勝を飾り、自身の歴史に新たな一ページを加えた。

 新たにノルウェー人コーチを招聘(しょうへい)した葛西は、「今日のジャンプは完璧でした。なぜ上手く飛べるかに秘密はないです。持ち合わせている自信と経験が役立っているというのが真相です」と語った。

 1989年から世界を股にかけ転戦する葛西は、冬季五輪に通算7度出場し、ソチ冬季五輪ではラージヒル個人で銀メダルを獲得している。

 ドイツのゼヴェリン・フロイント(Severin Freund)が268.7点で3位に入った。

 総合争いではアマンが236点で首位に立ち、葛西が200点で2位につけている。(c)AFP