■2軍の選手は「愚か者」

 チームメートのドーピング違反という事実が自身のキャリアを汚すことになっても、1998年のマルコ・パンターニ(Marco Pantani)氏以来、イタリア人選手として初めてツール・ド・フランスの黄色のジャージー(マイヨ・ジョーヌ)に袖を通したニバリは、アスタナを見捨てるつもりはないという。

「僕は自分の選択が正しいことを確信している。不合理な言いがかりをつけられない限り、チームがライセンスを取得できると信じている。僕は出て行かない。それができる権利を持っていてもね」

「チームとつながっているのは僕だけじゃない。僕には近くでサポートしてくれる人がいて、6~7人が影響を受けるんだ。僕にどこへ行けっていうのさ?」

「アスタナは僕らに投資をしてくれたし、居心地が良い場所だ。僕はチームを信じるし、チームは僕を信じている」

 2010年のブエルタ・ア・エスパーニャ(Tour of Spain 2010)と第96回ジロ・デ・イタリア(2013 Giro d'Italia)を制したニバリは、リザーブチームのアスタナ・コンチネンタルでドーピング違反を犯した選手を「愚か者」と表現した。

「ここで明確にしておこう。アスタナと2軍(コンチネンタル)は2つの異なるチームだ。僕らのチームには(ドーピング違反を犯した)イグリンスキー兄弟という2選手がいたけど、これは内部のことだ」

「外見も知らない他の3人は愚か者だ。何をしようとしていたのか分からない。ここ(アスタナ)と契約して良い給料をもらうことに一生懸命だったのかな」

「でも、それは向こうの問題だ。チームはすでに対策を打ち出した。コンチネンタルは資格停止になり、(ドミトリー)セドゥン(Dmitriy Sedoun)を解任した」

 セドゥン氏は、トップチームとリザーブチームでスポーツディレクター兼コーチを務めていたが、28日、KCFに解任を言い渡された。(c)AFP/Justin DAVIS