【11月25日 AFP】(一部更新、写真追加)米ミズーリ(Missouri)州ファーガソン(Ferguson)で24日夜、今年8月に武器を持たない黒人青年マイケル・ブラウン(Michael Brown)さん(当時18)を射殺した白人警官を不起訴とした大陪審の判断に抗議するデモ隊に対し、地元警察が催涙ガスを使用した。

 現場のAFP特派員によると、デモ隊はファーガソンの警察署を包囲。暴動鎮圧用の装備をした警官が、石や瓶を投げるデモ隊を押し戻すために催涙弾を発射し、街頭には煙が立ち込めた。

 一方、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は同日、大陪審の判断が下されて以降、暴力的な抗議デモが発生していることを受けて、冷静になるよう呼び掛けた。

 オバマ大統領は報道陣に対し、「(大陪審の)判断に対して抗議する人は平和的に行うよう求めているマイケル(ブラウン)さんのご両親に私も賛同する」と述べ、「また、ファーガソンとその周辺地域の警察当局に対し、起こり得る平和的な抗議デモに対し配慮と自制心を持って対応するよう要請する」と述べた。(c)AFP