【11月23日 Relaxnews】米国のベビーブーム世代に最も人気の旅行先は欧州であることが、50歳以上の旅行トレンドに関する最新の調査リポートで明らかになった。

 調査は全米退職者協会(American Association of Retired PersonsAARP)がインターネットで実施し、1137人が回答した。それによると、米国のベビーブーマーは2015年に平均4~5回の旅行を計画。旅行回数を今年よりも増やす可能性が高いとする意見は、全体のほぼ半分にあたる48%に上った。

 人気の海外旅行先は欧州や熱帯各地で、トップにイタリアと英国が並び、フランスが後に続いた。一方、米国内の旅行先ではフロリダやカリフォルニア、テキサス、ニューヨークの人気が高い。

 海外旅行の動機づけとしては、死ぬまでにぜひ行きたいという目標の達成を挙げた回答が、恋人や配偶者との旅や数世代一緒の家族旅行、夏休み旅行よりも多く、特に70歳以上で目立った。

 また、ベビーブーマーを民族別にみると、来年海外旅行に出る公算が最も大きいのはヒスパニック系だという。

 50歳以上は可処分所得に余裕がある点から旅行者層として期待されており、この世代が余暇の旅行に支出する金額は年間約1200億ドル(約14兆1300億円)に上っている。(c)Relaxnews/AFPBB News