【11月23日 AFP】14-15フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第5戦、エリック・ボンパール杯(Trophee Eric Bompard 2014)は22日、仏ボルドー(Bordeaux)で男子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、ロシアのマキシム・コフトゥン(Maxim Kovtun)が合計243.35点で逆転優勝を果たした。

 19歳のコフトゥンは、中国杯(ISU Grand Prix of Figure Skating Cup of China 2014)に続く2つ目の金メダルを獲得し、FSで転倒した町田樹(Tatsuki Machida)とデニス・テン(Denis Ten、カザフスタン)を退けた。

 ショートプログラム(SP)で6位だったコフトゥンだが、「エクソジェネシス:交響曲第2部(Exogenesis: Symphony Part 2)」に乗せた演技で2つの4回転ジャンプを決め、町田の合計237.74点を上回った。

「昨日の演技から折れることがなくて良かった」と振り返ったコフトゥンは、「コーチが僕を支えてくれた」と話した。

ソチ冬季五輪で銅メダルを獲得したテンは、4回転ジャンプで転倒すると、3回転ジャンプが抜けてしまうなどのミスがあり、SPでの首位を守ることができなかった。

 それでもテンは、「メダルが取れてうれしい。GPシリーズで初めてメダルを手にしたカザフスタン人として、もっとメダルを増やしていきたい」と今後の抱負を語った。(c)AFP/Emmeline MOORE