【11月23日 AFP】男子テニス、国別対抗戦のデビスカップ(Davis Cup 2014)は22日、ワールドグループの決勝が行われ、スイスはロジャー・フェデラー(Roger Federer)/スタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka)組が6-3、7-5、6-4でフランスのジュリアン・ベネトー(Julien Benneteau)/リシャール・ガスケ(Richard Gasquet)組を退け、対戦成績2勝1敗でリードを奪った。

 世界ランク2位のフェデラーと同4位のワウリンカが、ベースラインからネット際まで最高のプレーをみせたスイスは、初の優勝に向けて王手をかけている。

 23日に行われるシングルスではフェデラーとワウリンカがそれぞれフランスのジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga)、ガエル・モンフィス(Gael Monfils)と対戦する。

 決勝が行われるリール(Lille)入りを前に、腰の負傷に苦しんでいたフェデラーは、「心からほっとしている。医療スタッフには本当に感謝している。僕をコートに戻してくれてありがたい。スタン(ワウリンカ)も信じられないくらい支援してくれている」と語った。

 一方でワウリンカは、「今日のプレーぶりには本当に満足している。やるべきことは分かっていたし、かなりアグレッシブだった。良い仕事ができたと思う」とコメントした。

 この日も会場には約2万7000人の観客の中が訪れ、フランスのフランソワ・オランド(Francois Hollande)大統領も試合を観戦した。

 これまで、1勝1敗で迎えたダブルスを制した国は7か国中6か国が優勝を飾っており、四大大会(グランドスラム)で17度の優勝を誇りながらも、これまでデビスカップ優勝経験の無いフェデラーには青信号がともっている。(c)AFP/Allan KELLY