フェデラーがショッキングな敗戦もスイスと仏は1勝1敗
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【11月22日 AFP】男子テニス、国別対抗戦のデビスカップ(Davis Cup 2014)は21日、ワールドグループの決勝が行われ、ロジャー・フェデラー(Roger Federer)がストレート負けを喫したスイスは、フランスと白星を分ける結果となった。
四大大会(グランドスラム)通算17勝を誇る33歳のフェデラーは、1-6、4-6、3-6でフランスのガエル・モンフィス(Gael Monfils)に敗れ、デビス杯では1999年のデビュー戦以来となるストレート負けを記録した。
第1試合でスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka)が6-1、3-6、6-3、6-2でジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga)に勝利し、戦績を1-0としたスイスだったが、モンフィスに8勝2敗と勝ち越していた世界ランク2位のフェデラーがまさかの黒星を喫し、連勝とはいかなかった。
フェデラーのデビス杯決勝までの道のりは順調ではなく、皮肉にも、先週の土曜日にATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2014)準決勝でワウリンカと対戦した際、腰の故障を再発させた。
この結果、フェデラーはノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)との決勝を棄権し、19日の午後まで仏リール(Lille)での練習に参加することができなかった。
ATPファイナル出場選手が一人もいなかったフランスチームは、ボルドー(Bordeaux)のクレーコートで2週間の練習を終え、満を持して会場にやってきた。
この日サービスエースがさえたモンフィスは、わずか1時間46分で試合に決着をつけ、フェデラーとのクレーコートの対戦で初白星を記録した。
前回対戦した全米オープン(The US Open Tennis Championships 2014)の準々決勝で、フェデラーはモンフィスに最初の2セットを奪われながら、逆転勝利を飾っていた。
フェデラーは、ここ5日間は腰の痛みに苦しめられたことを認めつつも、試合を進める中で回復していることを実感したという。
「そうだね。結果を受け入れるしかない。でも、悪いことばかりではなかった。試合が進むにつれ、感覚が良くなってきた。うれしい兆候だ」
「まったくプレーできなかったというわけではない。試合を見ていた方はお分かりだと思うが、正当な結果だった。彼(モンフィス)の方が良いプレーをしていたからね」