【11月20日 AFP】300人以上が死亡した韓国の旅客船セウォル(Sewol)号の沈没事故で、同国光州(Gwangju)の裁判所は20日、業務上過失致死などの罪に問われていた同船の運航会社「清海鎮海運(Chonghaejin Marine)」のキム・ハンシク(Kim Han-Sik)代表(71)に懲役10年を言い渡した。

 裁判所は、キム代表が、セウォル号の日常的な過積載を容認し、乗客の定員数を上げるための違法な増改築を承認したと判断した。

 またキム代表は、貨物の固定を怠っていたことも容認し、安全基準に違反していたとされる罪についても有罪となった。

 このほか、清海鎮海運の6人を含む他10人の被告は、9人が有罪となり、執行猶予付きから禁錮6年が言い渡された。1人は無罪となった。(c)AFP