【11月19日 AFP】米アラスカ(Alaska)州にある活火山、パブロフ(Pavlof)山の活動が活発化している。

 アラスカ火山観測局(Alaska Volcano ObservatoryAVO)が前週12日に初めて地震活動の増加と小規模な噴火を報告すると、その後数日間にわたり、山頂北側でマグマがしぶきのように上がる溶岩噴泉が発生。氷河に覆われた北斜面には、噴火による堆積物などが転がり落ちた。15日には、旅客機の運航に支障が出る高度3万フィート(約9キロ)まで噴煙が上がった。

 16日になり地震活動と噴火は突然、減衰したが、パブロフ山の噴火では数日~数週間の小休止はよくあり、警報を発する間もなく再び噴火する可能性があるとして、AVOでは引き続き警戒を呼び掛けている。(c)AFP