【11月13日 AFP】インド中部チャッティスガル(Chhattisgarh)州で州政府の集団避妊手術を受けた女性数十人が体調を崩し13人が死亡した事件で、インド警察は13日、手術を担当した医師の身柄を拘束したと発表した。国内には悲劇的な事件に対する怒りが広がっており、活動家らは政府主導の家族計画プログラムを至急見直すよう求めている。

 警察によると事情聴取のため拘束されたR・K・グプタ(R.K Gupta)医師は前週末、同州ビラスプール(Bilaspur)地区に設営された州の施設で5時間に83件もの避妊手術を行っていた。手術を受けた貧困家庭出身の女性たちには州から1400ルピー(約2600円)が支給されていた。

 一方、同国のテレビNDTVによると、グプタ医師は12日夜に身柄を拘束される際、避妊手術の目標件数を満たすよう州政府から圧力があったと訴え、「手術は順調だった。問題だったのは女性たちに処方された薬のほうだ」と述べて自身の過失を否定した。

 避妊手術で用いられた6医薬品について、チャッティスガル州政府は規格外品だった可能性があるとして販売を禁止したと、PTI通信(Press Trust of India)が伝えた。

 避妊手術はインドで最も浸透している家族計画の手法で、多くの州で州政府主導による医療テントでの集団避妊手術が行われており、農村地域の女性たちが手軽な避妊手段として手術を受けている。(c)AFP