【11月13日 AFP】2015アフリカネイションズカップ(2015 The Africa Cup of Nations)の開催国モロッコが、エボラ出血熱の流行により自国での開催を拒否し、開催国が変更になった問題で、アンゴラは12日、代替開催の候補地に立候補しない意思を表明した。

 ネイションズカップについては11日、モロッコでの開催取りやめと、同国の出場資格の取り消しが決まっており、アンゴラは代替開催地の有力候補の一つとみられていた。

 モロッコは、エボラ出血熱を理由に大会の延期を訴えていたが、アフリカサッカー連盟(CAF)と意見が合わず、同国での開催が取りやめになるとともに、出場資格を剥奪されている。

 アンゴラは2010年に同大会を開催しているが、アンゴラサッカー連盟(Angolan Football Federation)のジョアン・ルゼヴィクエノ(Joao Lusevikueno)副会長は、大会開催に関心を持っていないと明言した。

 ルアンダ(Luanda)でAFPによる電話インタビューに応じたルゼヴィクエノ副会長は、「ネイションズカップはアンゴラで開催されない。立候補していないし、するつもりもない」と話した。

 アンゴラで開催された2010年大会では、カビンダ(Cabinda)の分離独立を訴える分離主義者がトーゴ代表のチームバスを襲撃し、2人が殺害されるという事件が起きている。(c)AFP