【11月13日 AFP】国際パラリンピック委員会(IPC)は12日、2016年にブラジルのリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)で開催される五輪とパラリンピックに向けた準備の視察を終え、「特筆すべき進歩」が確認されたと発表した。

 6回目のプロジェクトレビューを行ったIPCは、大会組織委員会との会合の中で、改善されたアクセシビリティが、五輪開催後の遺産としてリオデジャネイロに残るだろうと称賛した。

 IPCのハビエル・ゴンザレス(Xavier Gonzalez)最高経営責任者(CEO)は、「レビューしたすべてのエリアにおいて、特筆すべき進歩が見られた。とりわけ、アクセシビリティプログラムに市や州政府、大会組織委員会が一体となって取り組んでいることに、感銘を受けた」と話している。

「まだやるべきことはたくさんあるが、計画は順調だ。アクセシビリティを向上する上での協力的な姿勢が、大会だけでなく、この素晴らしい街に住む住民にとっての長期的な利益になるだろう」

 ブラジルパラリンピック組織委員会の会長も務める、IPCのアンドリュー・パーソンズ(Andrew Parsons)副会長は、会合が「非常に生産性のある」ものになったと話した。

「これからたくさんの仕事が待ち受けていますが、われわれは正しい方向に進んでおり、南米で初めてのパラリンピック開催に向けて、着実に進歩を遂げていることを確信しています」

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