【11月13日 AFP】サッカーアイルランド代表で助監督を務めるロイ・キーン(Roy Keane)氏が12日、一般人に暴行を加えたと報じられ、アイルランドサッカー協会(FAI)は同氏の擁護に回っている。

 英国とアイルランドの新聞数紙がウェブサイトで報じたところによれば、欧州選手権(UEFA Euro 2016)予選のスコットランド戦を2日後に控えた12日、キーン氏はチームが宿泊しているダブリン(Dublin)北部のホテル近辺で一般人に暴行を加えた。

 しかし、FAIは声明でキーン氏を「全面的にサポートする」と述べている。

「アイルランド代表が宿泊中のホテルで今夜、一般人を巻き込んだ事件が起きましたが、それについて誤った報道が出ています。そのため、われわれはここでロイ・キーン氏が事件後、ガルディー(警察)に呼び出されたことを明らかにしたいと思います」

「マーチン・オニール(Martin O'Neill)監督とFAIは、この件に関する状況を完全に把握しており、キーン助監督は両者の全面的なサポートを得ています」

 強烈な闘争心で有名なキーン氏は、現役時代からたびたびそれが悪い方向に出ることがあり、特に2001年、マンチェスター・シティ(Manchester City)のアルフ・インゲ・ハーランド(Alf-Inge Haaland)に激しいタックルを浴びせたことはよく知られている。キーン氏はのちに、けがをさせるつもりでタックルにいったことを認めている。

 さらに、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)で主将を務めたキーン氏は、長年チームを率いたアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)元監督と当時から確執があることも有名で、近頃はそれぞれが出した自伝の中でお互いに批判し合っている。(c)AFP