【11月13日 AFP】目には見えないものをアートで表現する現役の美大生アーティスト、趙燁(ちょう ひかる、Hikaru Cho)さん(21)が注目を集めている。

 中国人の両親を持つ趙さんは東京生まれ。武蔵野美術大学(Musashino Art University)に入学した2012年、東京のアートシーンに彗星(すいせい)のごとく登場した。

 先月25日から今月3日まで都内で開かれていた国際的なクリエーティブイベント「東京デザイナーズウィーク(Tokyo Designers Week)2014」で、趙さんはボディーペイントを披露した。スキンヘッドの若者の後頭部に、鉄格子の間から見える二本の指を描いたボディーペイントは、自らの思考にとらわれている人を表現したものだという。

 自身のアートを通じて世間で普通とされることへの問題提起をしたいという彼女の夢は、裸体の全身にボディーペイントを描くことだ。人体の70%は水分だと言われており、それをボディーペイントで可視化してみたいと趙さんは語った。(c)AFP