【11月11日 AFP】米ファストフード大手マクドナルド(McDonald's)は10日、米国とカナダの店舗で子ども向けセットメニューの景品として提供した「ハローキティ(Hello Kitty)」のホイッスル、約250万個を自主回収すると発表した。

 マクドナルドの発表によると、「ハローキティ・バースデー・ロリポップ・トーイ(Hello Kitty Birthday Lollipop Toy)」という玩具の一部になっている赤いホイッスルの部品が外れ、小さい子供が喉につまらせたり呼吸困難に陥ったりする危険があるという。

 ホイッスルの部品を子供が口から吐き出したとの苦情がこれまでに2件寄せられたといい、マクドナルドは声明文のなかで「心からの謝罪」を表明した。

 ホイッスルは玩具から取り外せるようになっており、玩具のそれ以外の部分に問題はない。マクドナルドはホイッスルを取り外して近くの店舗に返品するよう呼びかけている。

 この景品はハローキティの誕生40周年を記念して、子供向けセットメニュー「ハッピーミール」の10月31日から11月25日までの期間限定景品として約250万個が製造されていた。キャンペーン開始から日が浅かったため店舗に発送していなかったものも多く既に約160万個を回収したが、まだ約90万個が未回収だという。(c)AFP