ビンラディン暗殺めぐり続く「沈黙の掟」破り、米海軍の苦悩
このニュースをシェア
「沈黙の掟」を2人の元隊員が破ったことは、一過性の出来事として済まされない問題だとロビンソン氏は言う。「シールズに猛省をもたらす問題だ。シールズ内部、それからそこに加わる隊員の道徳律をいかに立て直すかが問われる」
オニール氏のドキュメンタリー番組放映が発表された数日後、米海軍の特殊作戦司令部(Naval Special Warfare Command)司令官を務めるブライアン・ロージー(Brian Losey)准将は、名声や金銭を求めて秘密作戦の詳細を明かすシールズ隊員は誰であれ容認しないと非難した。
しかしオニール氏は、数か月前に収録され7日にCNNが放映したインタビューの中で、他の部隊の兵士たちが功労をたたえられる一方で、シールズ隊員は米軍の二重基準の犠牲者となっていると訴えた。「海兵隊だってレンジャー部隊だって皆、名乗り出ているし、陸軍の兵士たちだって皆、本を書いて英雄だとたたえられている」「シールズが同じことをすると、悪者にされる」
国防総省がシールズ隊員たちに沈黙を守るよう命じる一方で、ビンラディン急襲作戦の詳細は一部の選ばれたジャーナリストや映画『ゼロ・ダーク・サーティ(Zero Dark Thirty)』の製作関係者には知らされていたことから、米政府の姿勢は偽善的だという批判もあがっている。(c)AFP/Daniel DE LUCE