【11月10日 AFP】イタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)に所属するマウロ・イカルディ(Mauro Icardi)が9日、エラス・ベローナ(Hellas Verona)と2-2で引き分けた後、本拠地サン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)の試合はまるでアウェーのようだとしてサポーターを批判した。

 セリエAの強豪インテルは、前半10分にエラスのルカ・トーニ(Luca Toni)に先制を許す苦しい立ち上がりを強いられたものの、イカルディが2得点を挙げる活躍をみせ、後半途中までに2-1と逆転に成功した。

 その後、ガリー・メデル(Gary Medel)が2度目の警告で退場となったインテルは、トーニのPKを止めて失点のピンチを免れたものの、試合終了間際にニコ・ロペス(Nico Lopez)のゴールで同点に追いつかれ、エラスに引き分けに持ち込まれた。

 今季4度目の引き分けに終わったインテルは、首位ユベントス(Juventus)に勝ち点12差、同じ都市のライバルであるACミラン(AC Milan)に同1差の9位となり、試合後には解任がうわさされるワルテル・マッツァーリ(Walter Mazzarri)監督と選手に向けて口笛が吹かれた。

 イカルディは試合後、最初のゴールを決めた際、ファンに向けて人さし指を口元に当てるジェスチャーをみせたことについて言及し、「口笛を聞かされることを好ましく思わない。僕らがホームでプレーしているのだから、ファンはこちら側にいるべきだ」とコメントした。

「サン・シーロでプレーしていると、ホームではなくアウェーでプレーしているように感じる時がある。だから僕は最初のゴールを決めた時、そのようなジェスチャーをした。ファンが僕らに向けて口笛を吹くとつらいよ。でも、僕らはそれを受け入れなければならない」

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