【11月9日 AFP】14-15イタリア・セリエAは8日、第11節の試合が行われ、ACミラン(AC Milan)は2-2でサンプドリア(Sampdoria)と引き分けた。

 ミランはステファン・エル・シャーラウィ(Stephan El Shaarawy)の19か月ぶりの得点と後半のジェレミ・メネス(Jeremy Menez)のPKで、好調のサンプドリアとの敵地での一戦で勝ち点1を手にした。

 4試合ぶりの勝利を目指すミランは、敵地ジェノバ(Genoa)に乗り込み、2週前にインテル(Inter Milan)に敗れるまで無敗だったサンプドリアとの厳しい一戦を見込んでいた。

 負傷のため昨シーズンをほぼ棒に振ったエル・シャーラウィは、マリオ・バロテッリ(Mario Barwauh Balotelli)と本田圭佑(Keisuke Honda)の加入により、チーム内での順位を下げていた、

 それでも、イタリア代表のアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督が観戦する中、22歳のエル・シャーラウィはペナルティーエリア手前から巧みなシュートを蹴り込み、アウェーチームにリードをもたらした。

 しかし、サンプドリアはステファノ・オカカ・チュカ(Stefano Okaka Chuka)がハーフタイムを前に同点とすると、後半6分にはエデル(Eder Citadin Martins)が勝ち越しゴールを挙げた。

 それでも、ミランは同20分にジャメル・メズバー(Djamel Mesbah)のハンドで獲得したPKをメネスが蹴り込み、同点に追いついた。

 今季五度目のドローとなったサンプドリアは、暫定ながらラツィオ(SS Lazio)を抜いて3位に上がり、9日に試合を控える首位ユベントス(Juventus)との勝ち点差を5としている。

 一方でミランは、ユベントスと同8差の7位と順位は変わっていないが、同都市のライバルで、9日にエラス・ベローナ(Hellas Verona)戦を控えるインテル(Inter Milan)との勝ち点差を2としている。(c)AFP