自他共に認める成長を遂げた錦織、マレーとの初戦に自信
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【11月9日 AFP】男子テニスの錦織圭(Kei Nishikori)は、9日に英ロンドン(London)で開幕するATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2014)で、地元の歓声を受けるであろうアンディ・マレー(Andy Murray、英国)との初戦を前にしても、それに臆することはないと話した。
錦織は、マレーとの過去3度の対戦に、いずれもストレートで敗れている。しかし、ここ2年は直接対決がなく、その間に錦織は急激な成長をみせた。
24歳の錦織は、全米オープン(The US Open Tennis Championships 2014)で四大大会(グランドスラム)初の決勝進出を果たすと、マレーシア・オープン(Malaysian Open, Kuala Lumpur 2014)に続き、楽天ジャパンオープン(Rakuten Japan Open Tennis Championships 2014)でも優勝を飾り、自己最高の世界ランク5位に浮上した。
錦織の入ったグループBには、マレーの他にロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)とミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)がいる。
地元の英雄マレーとの初戦を前に、錦織は「彼にはすでに3度負けており、ツアーでも最もタフな選手の一人だと思っています。また、地元出身ということもありホームの歓声があるので、僕にとっては難しい状況ですね」と語った。
「でも、状況は少し違います。僕はキャリアでも最高の時期を過ごしていて、トップ10やトップ5の選手をすでに倒しています」
「勝てない相手ではないと思います。良いテニスをすれば、勝つチャンスはあると思います」
世界ランク6位のマレーは、一時トップ10圏外に順位を落としたものの、ここ最近調子を上げており、3大会で優勝して最終戦の出場権を獲得した。
それでもマレーは、錦織の成長を評価しているとしており、初戦がタフなものになると考えている。
「彼は今季、試合でもランキングでも大きく飛躍した。数々の大会で優勝し、試合数もこなしていたが、けがもあったね」
「今年は良いテニスをしていたと思う。若い選手だし、これから数年間は成長し続けるだろう」
(c)AFP