【11月7日 AFP】米アップル(Apple)のコンピューター経由で同社のスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」に感染するマルウエア(悪意のあるソフトウエア)が新たに見つかり、サイバー犯罪に強いとされてきたアップルの端末に脅威を与えていると、米コンピューターセキュリティー会社パロアルトネットワークス(Palo Alto Networks)が警告している。

 同社によると「ワイヤーラーカー(WireLurker)」と名付けられた新種のマルウエアは「アップルのプラットフォームを標的としたこれまでの脅威の中で、前例のない特徴を持って」おり、企業や政府、世界中のアップル製品ユーザーにとって脅威となる可能性がある。

 ワイヤーラーカーは感染した携帯端末から多様な情報を盗み取ることができ、攻撃者のコマンドやコントロールサーバーから定期的に更新を要求するという。しかし、ワイヤーラーカーの作成者の最終的な目標は明確になっていないという。アップル側はワイヤーラーカーを遮断する措置をとったとしている。(c)AFP