【11月8日 AFP】14-15フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第3戦、中国杯(ISU Grand Prix of Figure Skating Cup of China 2014)は7日、上海オリエンタルスポーツセンター(The Shanghai Oriental Sports Center)で男子シングル・ショートプログラム(SP)が行われ、ソチ冬季五輪金メダリストの羽生結弦(Yuzuru Hanyu)は82.95点で2位につけた。

 首位に立ったのは、昨年大会で銀メダルを獲得したロシアのマキシム・コフトゥン(Maxim Kovtun)。コフトゥンは、4回転サルコーからのコンビネーションジャンプを大きなミスなくまとめると、続く4回転トーループでも見事に着氷。アクセルが2回転になるミスを犯したコフトゥンだが、85.96点で首位発進した。

「今日は、練習でそこまでうまくいっていなかった2度の4回転に成功した」と語ったコフトゥンは、「逆に、アクセルではうまくいかなかった。モスクワ(Moscow)に戻ったら、プログラムの変更を検討する。コーチがもっとできるはずだと言ってくれた。僕もそう思う」と明かした。

 3位に入ったのは、昨年の中国杯で開催国の選手として初めてシングルの金メダルを獲得した閻涵(Yan Han、ハン・ヤン)。79.21点をマークした閻涵は、「ベストではなかった」とすると、「GPシリーズをシーズンの開幕戦にするのは失策だった。国内の大会に出場しておくべきだった」と嘆いた。

 田中刑事(Keiji Tanaka)は、56.82点で11位と出遅れた。(c)AFP