【11月6日 AFP】ウクライナ東部の親ロシア派勢力が掌握するドネツク(Donetsk)で5日、子どもたちがサッカーをしていた屋外運動場に砲撃があり、10代の子ども2人が死亡した。ウクライナでは9月に政府と親露派とが停戦で合意して以降、大規模な軍事行動はなくなったが、散発的な砲火による死者が続いており、停戦崩壊の恐れが強まっている。

 ドネツクでは同日、親露派が政府軍を包囲している元国際空港周辺で激しい砲撃が起き、うち1発が近くの学校の運動場に着弾。14歳と18歳の2人が死亡した。また目撃者によると、少なくとも4人が負傷した。

 また、ウクライナ軍のアンドリー・リセンコ(Andriy Lysenko)報道官によると、過去24時間には他の場所でも「激しい」砲撃が発生し、兵士2人が死亡、9人が負傷した。(c)AFP