【11月5日 AFP】スペインの憲法裁判所は4日、スペイン北東部カタルーニャ(Catalonia)自治州が独立の是非を問う非公式の住民投票を今月9日に実施するとしていることについて、投票実施に反対しているスペイン中央政府の訴えを審理すると発表した。審理が終わるまで投票の実施は凍結される。

 これに対し、カタルーニャ自治州政府は、スペイン中央政府が投票を妨げるのは表現の自由の侵害に当たるなどとして提訴する構えを示した。

 この住民投票についてカタルーニャ自治政府は当初、拘束力はないものの法律に基づく正式な住民投票として実施するとしていたが、憲法裁判所が9月29日に投票の差し止めを命じたことを受けて方針を修正し、非公式な形で実施するとしていた。(c)AFP/Daniel BOSQUE