【11月3日 AFP】中国スーパーリーグ(1部)の広州恒大(Guangzhou Evergrande FC)のマルチェロ・リッピ(Marcello Lippi)監督が2日、同クラブの指揮官の座を退き、監督業から引退すると発表した。

 66歳のリッピ監督は、チームが同日行われた山東魯能(Shandong Luneng)戦で1-1と引き分けリーグ戦4連覇を達成した後、引退を表明した。

 後任には、イタリア代表で主将を務めたファビオ・カンナヴァーロ(Fabio Cannavaro)氏が有力視されている。

 国営新華社(Xinhua)通信は、2013年に広州恒大をAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2013)優勝に導いたリッピ監督は、「このクラブの監督としては、これが最後の試合。すぐ67歳になる。これ以上監督はしたくない」と語ったと伝えている。

 また新華社によると、リッピ監督は最高技術責任者としてチームにとどまるという。イタリア・セリエAで5度優勝し、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)のタイトルを獲得して、イタリア代表をW杯ドイツ大会(2006 World Cup)制覇に導いたリッピ監督の素晴らしいキャリアは、ここで幕を閉じることになるとみられている。

 中国メディアは、2006年のW杯で4度目の優勝を飾ったイタリアの主将だったカンナバーロ氏が、来週にも広州恒大の監督として発表される見込みだと報じている。(c)AFP