バイエルンがクラシック制す、ブリーダーズカップ
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【11月2日 AFP】競馬のブリーダーズカップ・ワールド・チャンピオンシップ(Breeders' Cup World Throughbred Championships 2014)は1日、米カリフォルニア(California)州のサンタアニタパーク競馬場(Santa Anita Park Racetrack)でクラシック(ダート2000メートル)が行われ、マーティン・ガルシア(Martin Garcia)騎手騎乗のバイエルン(Bayern)が優勝を飾った。
最後まで目の離せない争いとなったクラシックは、バイエルンがトーストオブニューヨーク(Toast of New York)との争いを鼻差で抑えると、進路妨害の疑いに関する調査も無事クリアし、ボブ・バファート(Bob Baffert)調教師にクラシック初勝利をもたらした。
バファート調教師はこれでブリーダーズカップ11勝目を手に入れたが、クラシックのタイトルは初めてとなった。賞金総額2500万ドル(約28億円)、全13レースのブリーダーズカップは、今年は見応えのある最終レースで幕を下ろした。
ベルモント・ステークス(146th Belmont Stakes)を落として3冠は逃したものの、ケンタッキーダービー(140th Kentucky Derby)とプリークネス・ステークス(139th Preakness Stakes)勝利で米国競馬ファンの心をつかんだカリフォルニアクローム(California Chrome)は、トーストオブニューヨークとクビ差の3着に終わった。
また、デビューから7戦全勝でこのレースに臨んだシェアードビリーフ(Shared Belief)は、3馬身半差の4着に終わった。バイエルンの1つ内側の6枠に入ったシェアードビリーフは、バイエルンがスタートで左によれたことで、進路を妨害されたようにも見えた。
このためスチュワードがレースを調査したが、着順に変更はなく、レース結果が確定した。(c)AFP