【10月31日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のシャルケ04(Schalke04)との契約を2018年まで延長した内田篤人(Atsuto Uchida)が、ドイツで経験したカルチャーショックについて語った。

 内田は独サッカー専門誌「11Freunde」に対して、ドイツ料理、ファンの文化、そしてドイツ語で発音されるニックネームに慣れてきたと話しており、「初めてのドーピング検査で、1本のビール瓶が置いてあったのを見た時、ドイツに来たんだという実感があった」と明かした。

「僕にとって栄養は大きな要素で、ドイツではサッカー観戦にカリーヴルスト(ソーセージ料理)とフライドポテト、ビールが欠かせないものだと学んだ」

「シュニッツェル(カツレツ)は好きだけど、ドイツ料理はかなりこってりしていると言わざるを得ないね」

「幸いにも、デュッセルドルフ(Duesseldorf)には日本人コミュニティーがあって、そこのレストランまではゲルゼンキルヘン(Gelsenkirchen)からそれ程遠くない」

「週に1回はディナーに出かけていて、チームに帯同していない時はほとんど日本食ばかり食べている」

 内田はまた、ドイツのサッカーファンの情熱に圧倒されたと述べた。

「日本ではゴール裏の観客席にいるファンが歌ったり、チームを応援したりするけど、シャルケではスタジアム全体が一丸となっている」

 そして内田は、移籍してきた当初、ニックネームをドイツ語の発音で「ウッシー」と呼ばれた時、少し困惑したことも明かした。

 内田は、「ほとんどのドイツ人は意識していないと思うけど、ニックネームを『ウッシー』と発音すると別のおかしな意味が生じる。日本語では『牛』を表す言葉に聞こえるんだ」と説明した。

「ドイツ人がそのニックネームを使うのは気にならないけれど、日本人サポーターから呼ばれると、あまり歓迎できないね」

(c)AFP