【10月31日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は30日、2019年の女子サッカーW杯(FIFA Women's World Cup 2019)の開催地としてフランスと韓国が招致に名乗りを上げたと発表した。

 FIFAはまた、現段階でフランスと韓国だけが、2018年のU-20女子W杯(FIFA U-20 Women's World Cup 2018)の開催地にも立候補していると明かしている。

 フランスサッカー連盟(French Football FederationFFF)のノエル・ル・グラエ(Noel Le Graet)会長は、「フランスの女子サッカーは、この10年間であらゆるレベルでの成長を遂げており、この5年間では競技人口も大幅に伸びている」と語った。

「この2大会が、フランス女子サッカー界の発展に大きな起爆剤となることは間違いない」

 フランス側は試合会場について、オセール(Auxerre)、グルノーブル(Grenoble)、ルアーブル(Le Havre)、リヨン(Lyon)、モンペリエ(Montpellier)、ナンシー(Nancy)、ニース(Nice)、パリ(Paris)、ランス(Reims)、レンヌ(Rennes)、バランシエンヌ(Valenciennes)の計11都市から9か所を選ぶとしている。

 開幕戦と決勝戦の会場には、現在リヨンに建設中の新スタジアムを予定しており、総予算は4000万ユーロ(約55億円)に上るとみられる。

 また、2018年のU-20女子W杯はすべてブルターニュ(Brittany)地方で行うことになるとしている。

 もしFIFAが、大陸を周る形で大会を開催する方針を貫くのであれば、男子の欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)を開催するフランスは選考から外れる可能性がある。

 前回の女子W杯は2011年にドイツで開催され、次回は2015年のカナダ大会(FIFA Women's World Cup 2015)となっている。

 FIFAの執行委員会は、2015年3月に正式な開催地を発表する予定となっている。(c)AFP