【10月28日 AFP】2014-15シーズンのNBA開幕を28日に控え、注目の新人選手5人をまとめた。

■アンドリュー・ウィギンス(Andrew Wiggins)/ミネソタ・ティンバーウルブズ(Minnesota Timberwolves

 今年のドラフト全体1位指名でクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)に指名されたカナダ出身のウィギンスは、ティンバーウルブズにトレードされた。再建中のティンバーウルブズでは、レブロン・ジェームズ(LeBron James)のいるキャバリアーズでは難しいとみられる、輝くためのチャンスを手にすることになるだろう。守備を得意とするウィギンスは、オフェンシブスキルを磨き上げることが必要となってくる。

■ジャバリ・パーカー(Jabari Parker)/ミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks

 ドラフト全体2位指名を受けた19歳のパーカーは、今ドラフトで選ばれた中で最もNBAでプレーする準備が整っている選手と考えられている。コンディショニングに問題を抱えてはいるものの、パーカーは落ち着きがあり、素早く、見事な得点力を持ち合わせている。

■ダンテ・エクサム(Dante Exum)/ユタ・ジャズ(Utah Jazz

 オーストラリア出身で19歳のエクサムは、米カレッジバスケットボールでの経験がないため、NBAで苦しむことになるだろう。しかしながら、運動能力とボールを扱う能力に長けているため、将来のスター候補とみられており、ジャズのクイン・スナイダー(Quinn Snyder)HCは、「のみ込みが早い」とエクサムを評している。

■ユスフ・ヌルキッチ(Jusuf Nurkic)/デンバー・ナゲッツ(Denver Nuggets

 ボスニア・ヘルツェゴビナ出身で20歳のヌルキッチは、シカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)からドラフト16位指名を受けると、その日のうちにナゲッツへトレードされた。国内のNBAファンの多くにとって、ヌルキッチは謎の存在だが、プレシーズンマッチでは1試合平均19分の出場で9リバウンド以上の数字を残しており、印象的なディフェンシブ・スキルを披露している。

■ボヤン・ボグダノビッチ(Bojan Bogdanovic)/ブルックリン・ネッツ(Brooklyn Nets

 クロアチア出身で25歳のボグダノビッチは、ワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)へ去ったポール・ピアース(Paul Pierce)の穴を埋めることになるかもしれない。アウトサイドからのシュート力や、ユーロリーグで手にした経験は、ネッツの糧となるに違いない。FIBAバスケットボール・ワールドカップ(FIBA Basketball World Cup 2014)では得点ランク3位と活躍。敗れたものの、同大会の決勝トーナメント1回戦のフランス戦では27得点、6リバウンドを記録した。(c)AFP