ベイルのクラシコ欠場、実はレアルに追い風?
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■カシージャス「僕らは今いい状態」
バルセロナのアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)は23日、「ベイルの出場可否にかかわらず、向こうのプレースタイルはそんなに変わらないと思う。もちろん、僕たちもだ」とコメントした。
「レアルはカウンターでうちを仕留めようとしてくるだろうから、こっちはボールをたくさん持って、危険な場面を最小限に抑えたい」
しかしながら、レアルの中盤を構成するとみられるハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)、ルカ・モドリッチ(Luka Modric)、トニ・クロース(Toni Kroos)、そしてイスコの4人は、全員が足元の技術に優れており、今回のクラシコでは、逆にレアルがボール保持率を高めようとしてくる可能性もある。
そうなれば、リオネル・メッシ(Lionel Messi)、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)、そしておそらくルイス・スアレス(Luis Suarez)というバルセロナの南米3トップも、威力は激減する。
今年も夏の移籍市場を賑わせたレアルは、適切な選手の組み合わせを見つけ、本格的に勢いに乗るまでには、昨季と同様に多少の時間を費やした。
昨シーズン、欧州王者に輝いたレアルは、10月のクラシコでバルセロナに敗れた後、3月に再びバルセロナに敗れるまで、31試合無敗の記録を作った。
同様に、今季もレアル・ソシエダ(Real Sociedad)とアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)に敗れるなど序盤でつまずき、ルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督の下でよみがえったバルセロナに勝ち点差をつけられたレアルだが、アンフィールド(Anfield)での勝利で公式戦の連勝を8に伸ばしている。
その間にチームは合計35得点を挙げているが、それよりも重要なのが、それまで水漏れ気味だった守備が改善された点で、最近5試合ではわずかに1失点しか許していない。
レアルの主将イケル・カシージャス(Iker Casillas)も「僕らは今いい状態で、強さを発揮している」と話した。
「故障者はいるけれど、代わって入った選手がよくやっている。この流れを途切れさせてはならない。僕らは勝って、勝って、勝ち続けなくてはいけないんだ」
(c)AFP/Kieran CANNING