■買い付け方とは

 日本のメンズブランド「スティルバイハンド(Still By Hand)」のショールームでは、このアメリカ人バイヤーは10点程度の製品を選んでいた。パンツ、シャツなど、ラックに選りわけておいたものを写真に収めるのである。

 しかし、来年の春夏シーズンのセレクトは既に決定していると彼女は告げ、ブランドとバイヤーの二者は結局、次の機会を約束して別れることとなった。

 「普通、あまりショールームで即決するということはありませんね。アポイントをとって市場全体を把握したら、あとは一旦帰って、写真を見返しながら 特に良かったと思うものをセレクトします。」
彼女はAFPの取材に対してそう語った。

■最も重要なことは・・・

 品質とオリジナリティー。この二つが最も重要だと言うのは、タイ、バンコクのリテーラー「ヘビー・セレクション(Heavy Selection)」のバイヤーたちだ。デニムに特化した店を扱う彼ら自身もまたデニムをまとい、その素材に合う服を探し求めていた。

 「それぞれのブランドの中に、我々は決め手となる商品を求めています。たとえば、Tシャツが良いデザイナーのところでは、Tシャツしか買いません」用意されたコーディネートをセレクトするのではないのだと、バイヤーの一人、M.L.トリチャク・チトラボングは言う。

「スティルバイハンド」のデザイナーたちはシャツを全面に押し出していた。しかし、既にシャツには事足りていたタイ人バイヤーたちは、既に別のアポイントへ向かって去って行ったのだった。(c)AFP/Anne-Laure MONDESERT