エボラ感染のスペイン人看護師、ウイルス検査で陰性反応
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【10月20日 AFP】スペイン政府は、アフリカ大陸以外でエボラウイルスに感染した最初の患者となった同国の女性看護師テレサ・ロメロ(Teresa Romero)さん(44)が19日に行った検査で陰性反応が出たことを明らかにした。ただ、ウイルスが体内から消滅したか否かの判断は、2つ目の検査結果を待つ必要があるという。
ロメロさんは6日から首都マドリード(Madrid)のカルロス3世病院(Carlos III Hospital)に入院していた。エボラウイルスを監視するスペイン政府の特別委員会の声明によると、ロメロさんは追加の検査を「数時間内に」受ける予定。また、病状は快方に向かっているという。
ロメロさんは、西アフリカでエボラ熱に感染し、治療のため帰国した宣教師2人の看護にあたっていた。2人ともスペインに到着後間もなく死亡している。
声明によると、エボラ感染の診断を受ける前のロメロさんに接触していた夫など15人は、まだ症状は現れていないものの、引き続き同病院内で観察下に置かれている。(c)AFP