【10月18日 AFP】サッカーブラジル代表のストライカー、レアンドロ・ダミアン(Leandro Damiao da Silva dos Santos)がPKを獲得しようと自分のユニホームを引っ張り、同国のスポーツ裁判所(STJD)から6試合の出場停止処分を受ける可能性に直面している。

 カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のサントスFC(Santos FC)に所属するレアンドロ・ダミアンは、0-3で敗れた12日のクリシウマEC(Criciuma Esporte Clube)戦のCKの際、前に走り込みながら自分のユニホームを引っ張った。審判はこれを見ていなかったが、STJDはリプレー映像を確認し、スポーツマンシップに反する行為を告発した。

 STJDは16日夜、レアンドロ・ダミアンが「審判をだまそうと試みた」と考慮した場合において、最大6試合の出場停止を検討していると発表した。

 STJDのパウロ・シュミット(Paulo Schmitt)検察官は、レアンドロ・ダミアンは「スポーツにおける規律と倫理に違反する姿勢」をみせたとし、続けて「ぶざまな演技」と非難した。

 試合後にレアンドロ・ダミアンはテレビのインタビューで「演技なんてしていない。ユニホームが張り付いていたからそれを少し引き離したいだけだった」と語り、自分に対してのファウルをアピールしてはいないと付け加えた。

 それでも、STJD側は悪印象を抱えたままだ。

「ここ最近、審判はいくつかの試合でミスを犯したのではないかと過剰な批判を受けている。しかし、選手たちがそもそも審判を助けることをしていない。今回のケースでは、対戦相手のペナルティーエリア内で自分のユニホームを引っ張るという明らかなシミュレーションをしている」

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