【10月15日 AFP】世界保健機関(World Health OrganizationWHO)は14日、エボラ出血熱の新規感染が近く週1万人に達する恐れがあると警告した。

 WHOのブルース・エイルワード(Bruce Aylward)事務局長補は、現実的な予測値として「12月の第1週までに、新規感染が週5000~1万人に達する可能性がある」との見解を述べた。

 リベリア、シエラレオネ、ギニアの西アフリカ3か国で過去最悪規模の感染拡大が続く中、エイルワード氏は最新の統計値として、エボラウイルスの感染者として登録された患者数は疑い例を含め8914人で、うち4447人が死亡したとしている。

 WHOはエボラ熱の感染拡大を、「現代で最も深刻な」公衆衛生上の危機と位置付けている。国連(UN)では間もなく、各国首脳が出席して対策会合が開かれることになっている。(c)AFP/Jonathan FOWLER