アフリカネイションズカップ、エボラ熱に懸念も予定通り開催へ
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【10月12日 AFP】アフリカサッカー連盟(Confederation of African Football、CAF)は11日、エボラ出血熱がまん延する中で開催国のモロッコが延期を求めているものの、2015アフリカネイションズカップ(2015 The Africa Cup of Nations)を予定通りに来年1月17日から2月8日かけて開催すると示唆した。
モロッコの保健当局は、16か国が参加して3週間にわたり開催される同大会が、エボラウイルスの感染拡大の引き金になるのではないかと懸念を示している。
大会開催延期の要請を受けていたCAFは「大会やイベントについて日程の変更はないと発表する。1975年の第1回アフリカ杯から、この大会はこれまで一度も延期や中止になったことがないことを記しておきたい」と声明を発表した。またCASはその後「エボラウイルスの健康リスク」については認識しており、「世界保健機関(World Health Organization、WHO)が定めた通りの予防措置を実施している」と付け加えている。
開催地がモロッコから変更となった場合、代替の開催国は南アフリカになると見込まれている。同国は財政難だったケニアで予定されていた1996年大会と内紛が起きたリビアでの2013年大会を開催している。(c)AFP