■映画が明かす香港でのスノーデン氏

 24日に一般公開される『シチズンフォー』はローラ・ポイトラス(Laura Poitras)監督による2時間の作品で、NSAの活動を暴露して亡命を計画し、2013年6月に香港(Hong Kong)のホテルに滞在していたスノーデン氏に密着している。ミルズさんがスノーデン氏と一緒に木張りのキッチンで夕食の支度をしている場面もあるが、2人の会話は録音されておらず、ミルズさんへのインタビューもない。

 自身のブログで「世界を旅するポールダンスのスーパーヒーロー」と自称していたミルズさんの居場所はこれまで明らかになっていなかった。スノーデン氏について公の場で語ったことは一度もなく、一部報道では破局の可能性も伝えられていた。しかし『シチズンフォー』からは、2人の絆が一段と深まっている様子がうかがえる。

『シチズンフォー』では、スノーデン氏が仕事を休んでいることを不審に思った政府職員がハワイにある2人の自宅を訪ねてきたとミルズさんから聞かされたスノーデン氏が、しばらく戻らないと香港からオンラインでミルズさんに伝える場面がある。スノーデン氏は、「ずっと戻らないかも知れない」と告げた後、ホテルのベッドで泣きそうになりながら「つらい状況だ」と語る。

 スノーデン氏は「彼女は私がしていることについて何も知らなかった」と話し、ミルズさんが休暇を取っているときに黙って消えたのは悪かったと思っているが、ミルズさんを守るためだったと語った。

 NSAの情報活動が大きく報道された後も2人が連絡を取り続けていたことを映画は示している。家賃を払う小切手が決済されなかったとミルズさんが言うと、自動で処理されるようにしていたのにおかしいな、とスノーデン氏は言った。またミルズさんは家の前をトラックがひっきりなしに走っていると話した。(c)AFP/Anne Smolchenko with Jennie Matthew in New York