スパーズが親善試合で黒星、グリーンが不適切ツイートを謝罪
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【10月10日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のサンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)は8日、ベルリン(Berlin)のO2ワールド(O2 World)でアルバ・ベルリン(Alba Berlin)とプレシーズンゲームを行い、93-94でまさかの敗戦を喫した。また、ツイッター(Twitter)上でユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)について不適切な投稿をしたダニー・グリーン(Danny Green)が、これを謝罪した。
アルバは、スパーズを破った初のドイツチームとなり、ジャメール・マクリーン(Jamel McLean)が、試合終了のブザーと同時に決勝点を挙げている。
スパーズのグリーンは、「ホロコースト記念碑(Memorial to the Murdered Jews of Europe)」の前で撮った写真をツイッターに投稿し、「分かるだろう。これを一度やってみたかったんだ(笑)#ホロコースト」というメッセージを添えた。そして、この問題が呼んだ議論が、試合にも影を落とす結果となった。
グリーンは、後日この投稿を削除し、謝罪文を掲載した。
「そうだ。間違いは起こるものだ。過激な投稿について、心から謝罪したい!」
「僕はこの国の歴史について尊敬の念を抱き、理解しているつもりだ。ベルリンでの体験を記憶に残したいと思っている」
「でも、軽率な行動を取ってしまった・・・本当に申し訳ない」
試合で決勝点を挙げたマクリーンは、「プレッシャーなく投じたボールだった。それが入っただけ」と振り返っている。
スパーズのグレッグ・ポポビッチ(Gregg Popovich)ヘッドコーチ(HC)は、ティム・ダンカン(Tim Duncan)やトニー・パーカー(Tony Parker)を擁するチームが敗れたことについて、「ベルリンの方が良かったというだけの話だ」と語った。
「一生懸命に戦って、良い結果を残した。コーチも良い仕事をしたんだね」
「世界中には、優れたチームがいることがこれで分かっただろう」
(c)AFP