【10月10日 AFP】米疾病対策センター(Centers for Disease Control and PreventionCDC)のトム・フリーデン(Tom Frieden)所長は9日、西アフリカで猛威を振るうエボラ出血熱について、「次のエイズ」になる事態を避けるための対応が急務だとの見解を示した。

 米首都ワシントン(Washington D.C.)で国連(UN)加盟国や世界銀行(World Bank)、国際通貨基金(International Monetary FundIMF)の代表らと会合した同所長はエボラ熱の流行について、「世界における次のエイズとなることを防止する必要がある」「公衆衛生分野で30年働いてきたが、これに匹敵するものはエイズだけだ」と指摘した。

 米国では8日、同国で初めてエボラ熱と診断されたリベリア人男性が死亡。米当局はその直後、同国内の主要5空港で検査を強化すると発表している。(c)AFP/Kerry SHERIDAN