ECA会長、欧州クラブは「カタールW杯に犠牲を払わない」
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【10月9日 AFP】サッカー、欧州クラブ協会(European Club Association、ECA)の会長を務めるカール・ハインツ・ルンメニゲ(Karl-Heinz Rummenigge)氏は8日、2022年W杯カタール大会(2022 World Cup)の開催時期が移行した場合、欧州の各クラブは代償を支払うつもりはないと主張した。
国際サッカー連盟(FIFA)の特別委員会は現在、夏期の酷暑の恐れを懸念し、カタールW杯を欧州の冬季に移行することが実現可能か検討している。
このような移行が実行された場合、プレミアリーグやブンデスリーガなど欧州各国リーグが中断される大打撃を受けるため、ルンメニゲ氏は同協会のメンバーである計204クラブが犠牲を強いられることになると懸念している。
ルンメニゲ氏は、英ロンドン(London)に拠点を置くチェルシー(Chelsea)の本拠地スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)で行われたスポーツビジネスの首脳会議で、「もしFIFA、欧州サッカー連盟(UEFA)、国際プロサッカー選手会(FIFPro)など利害関係のある様々な組織が(2022年W杯の時期移行を)強く望んでいるのなら、われわれも話し合う準備はある。しかしそれは、クラブにおけるサッカーに一切ダメージを与えないという一つの条件が前提だ」と述べた。
「もしも、夏季から11月や1月などの時期に変更されることになれば、われわれのビジネスやカレンダーに影響を及ぼすことになるだろう。そして、その代償は最後にクラブが支払うことになる。われわれに、そのような犠牲を払う用意はない」
「FIFA、及び現在開催時期の変更を強く望んでいる全員に明確にしておかなければならないことは、クラブの同意がなければ、われわれは、そのことに関する話も議論も行うつもりはないということだ」
一方、ECAの副会長でACミラン(AC Milan)のスポーツディレクターを務めるウンベルト・ガンディーニ(Umberto Gandini)氏は、中国の北京(Beijing)とカザフスタンのアルマトイ(Almaty)が立候補し、2022年2月に開催される冬季五輪の時期移行を例に挙げて見解を述べた。
ガンディーニ氏は、「議論の余地はないことだが、サッカーW杯は、夏季五輪と並びスポーツ界の一大イベントである」と述べた。
「恐れながら冬季五輪については、それらの規模には及ばない。しかし、スポーツ界にとって非常に重要な大会である」
「もし、W杯のような巨大イベントを通常の時期から冬季に変更することが可能であるというならば、冬季五輪の時期をずらす解決法を見つけることは不可能だとは言えないはずだ」
「特に、2022年の冬季五輪はこれから開催地が決まる状況であり、現時点で候補地は北京とアルマトイの2か所ある。それに、日程も決まっていない」
(c)AFP/Tom WILLIAMS
