ケニア大統領が国際刑事裁判所に出廷、現役首脳では初
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【10月9日 AFP】2007年の大統領選に伴う暴動をめぐり、人道に対する罪に問われているケニアのウフル・ケニヤッタ(Uhuru Kenyatta)大統領(52)は8日、オランダ・ハーグ(Hague)の国際刑事裁判所(International Criminal Court、ICC)に、現役の首脳として初めて出廷した。法廷で弁護人は、同大統領の無罪を主張した。
ケニヤッタ大統領は、大統領選後の2007年~08年に起き、1200人が死亡、60万人が住居を追われた暴動を背後で指示していたとして、5件の罪で訴追されている。ICCには以前にも出廷しているが、2013年3月に大統領に選出された後の出廷は初めて。今回は審問のためにICCに召喚され、副大統領に権限を一時的に委譲した上でハーグ入りした。
検察側は協議で、ケニア政府が協力を拒んでいるため、証拠が不足していると認めた。これを受けてケニヤッタ大統領の弁護人スティーブン・ケイ(Steven Kay)氏は「この裁判は成り立たない。もう進展の見込みがないという点で破綻している」と主張した。
裁判ではこれまで、検察側の証人少なくとも7人が証言を辞退するなどして、繰り返し延期されてきた。これら証人に対しては、買収や脅迫があったとの疑惑が出ている。
ICCの判事らは、ケニヤッタ大統領に対する本格審理を開始するか、あるいは検察が十分な証拠がないと認めたことを受けて訴えを棄却するかを決めることができる。また、検察が要請したように、ケニア政府が協力を拒否していると認定し、ICC加盟国総会にかけて裁判を延期することもできる。(c)AFP/Jan HENNOP