米4歳児、保育園でヘロイン配る 母親を起訴
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【10月8日 AFP】米デラウェア(Delaware)州の保育園で、4歳の女児がヘロイン入りの小袋を砂糖菓子と思い込み他の園児たちに配る出来事があり、女児の母親が逮捕・起訴された。地元警察が7日、発表した。
アシュリー・タル(Ashley Tull)被告は6日、違法薬物所持で起訴され、娘2人と息子の養育権を剥奪された。
同州セルビービル(Selbyvill)にある保育園「ヒッコリーツリー・チャイルドケア・センター(Hickory Tree Child Care Center)」の職員は同日午前、園児らが白い粉が入った袋を持っていることに気付き、警察と救急隊を呼んだ。袋の中に入った状態だった粉末状の物質は教員らによって取り上げられ、地元警察が調べた結果、ヘロインであることが確認された。
警察によると、女児は普段使っていたリュックサックが前夜にペットに壊されたため、母親から持たされた別のリュックサックに入っていたヘロインを、そうとは知らずに保育園に持ち込んだ。未開封の袋に入ったヘロインに触れた園児数人は念のため病院に運ばれたが、その後帰宅している。
警官らによると、リュックサックには、計3.735グラムのヘロインが249個の袋に小分けされ入れられていた。被告は保釈金6000ドル(約65万円)を支払い保釈され、女児と11歳の姉、9歳の兄に対する接近禁止を命じられた。子どもたちは現在、親戚の元に預けられている。(c)AFP