フェルプスに6か月の出場停止処分、世界水泳への道も閉ざされる
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【10月7日 AFP】五輪の競泳男子で通算18個の金メダルを獲得し、酒気帯び運転により逮捕された米国のマイケル・フェルプス(Michael Phelps)が、米国水泳連盟(USA Swimming)に6か月の出場停止を言い渡され、第16回世界水泳選手権(16th FINA World Championships)の代表から外れることになった。
フェルプスは先月30日、地元である米ボルティモア(Baltimore)のトンネル内でセンターラインを越える速度違反と酒気帯び運転により起訴されていた。
これを受けたフェルプスは5日、自身のツイッター(Twitter)上で休養することを発表し、個人的な問題を治療するための「プログラムに参加する」としていた。
連盟のチャック・ヴィエルグス(Chuck Wielgus)エグゼクティブ・ディレクターは、フェルプスには「目に見える形で責任を取ること」が必要だったと話している。
「マイケルは、自分の影響力と、その責任を公に認めた。水泳界で自身が残した功績と、自己改善に必要なステップを考えてのことだろう」
「われわれはそれを支持し、彼の自己啓発活動を全面的にサポートしたいと思う」
フェルプスには、米国水泳連盟や競技の「イメージや評判を傷つける」行動を禁止するというルールの下、連盟からの活動資金の提供を6か月間打ち切られるなどの処罰も科される。
練習の続行は許可されているフェルプスだが、米国水泳連盟が認可する大会には、来年3月まで出場することができない。
警察によれば、地元メリーランド(Maryland)州で逮捕された際、フェルプスのアルコールの血中濃度は、法で定められた0.08パーセントの限度のほぼ倍に相当する0.14パーセントに上っていた。これについての審理は、11月19日に予定されている。
フェルプスは、10年前にも酒気帯び運転で逮捕され、18か月の保護観察となっていた。
また、北京五輪で史上最多の8個の金メダルを獲得した直後の2009年には、マリフアナを吸引している写真が英紙に掲載された。この結果、フェルプスには3か月の出場停止処分が下された。(c)AFP