数字で見る独ビールの祭典 ビアマグ持ち去り10万個超
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【10月6日 AFP】独バイエルン(Bavaria)州の州都ミュンヘン(Munich)名物の伝統のビールの祭典「オクトーバーフェスト(Oktoberfest)」で、最終日だった5日までの16日間で「土産として持ち去られた」ビアマグ(ジョッキ)の数が10万個を超え、過去最高だった。
今年のオクトーバーフェスト期間中の人出は約630万人。消費されたビールは650万リットルで、例年より涼しかったせいか昨年をわずかに下回ったが、それでも五輪の水泳競技で使用されるプールの水2.5杯分の量を軽く上回った。食事では、牛112頭、子牛42頭、数え切れないほどのプレッツェル、チキンのグリル、豚のソーセージ、ダンプリングなどが消費された。
警察への被害届は1290件あり、逮捕者の数は前年より39人少ない720人だった。「ビアマグ乱闘」と呼ばれるけんか沙汰は40%近く減少した。逮捕された容疑者が凶暴に抵抗する傾向が目立ち、拘束時に「かまれたり、蹴られたりした」警官13人が負傷した。
ドイツ通信(DPA)によれば、珍事件としては酔ってお化け屋敷アトラクションの乗り物に乗っていた44歳の男性が、乗り物から飛び出し、悪霊の人形を破壊する出来事があった。
期間中の犯罪率は昨年に比べ下がったが、相変わらず大勢の人が「マースクルーク(Masskrug)」と呼ばれる伝統の1リットル入りジョッキをフェスティバル会場などから持ち去り、警察が押収したその数は昨年の8万1000個から大幅に増えて11万2000個に上った。
また遺失物は3646個、うち身分証明書やパスポートが900点、財布が530点、携帯電話が330点の他、珍しいものでは結婚指輪が2個、ネコを入れて運ぶケースが1個、ドラムセット用のシンバル1組、ドイツ連邦共和国功労勲章大功労十字星章1個などがあった。
バイエルン赤十字(Bavarian Red Cross)が手当てをした人の数は7900人。このうち急性アルコール中毒の患者は前年の629人から減り600人で、うち未成年者が16人だった。最初の患者が手当てを受けたのは、オクトーバーフェスト開始の合図の樽が開けられてから2時間5分後で、公式な開始のずっと前に「ビール死体」と呼ばれる酔いつぶれた人が出没した昨年よりも向上した。(c)AFP/Frank ZELLER