【10月5日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するレッドブル(Red Bull)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)は4日、今季限りでチームを去るという驚きの決断は心からのもので、「逃げ出す」わけではないと語った

 大方ではフェラーリ(Ferrari)と見込まれている新チームとの契約が近づいているベッテルは、14F1第15戦日本GP(Japan Grand Prix 2014)を前に記者団に対してコメントした。

「今発表できることは何もない。そう長くはかからないよ」

「レッドブルで長く過ごしたから、難しい一歩さ。素晴らしい時を過ごしてきて、今も過ごしているし、楽しんでいる。それでも、人生のある地点で、何か違うこと、何か新しいことをしたくなるんだ」

「話を持ちかけられるのはこれが初めてじゃないけれど、潮時だと感じたんだ。チームや誰かが気に入らないからチームを去るわけじゃない。何かから逃げ出すわけじゃない」

「何か新しいものに飢えている心の声が大きかったんだ。簡単にできる決断じゃないんだ。でも、心の声には耳を傾けないといけない」

 レッドブルで昨季まで4連覇を達成しているベッテルだが、今季苦しんでいることを示すかのように日本GPの予選は9番手で終えている。(c)AFP