【10月3日 AFP】ロンドン(London)で1日、同市名物の赤い公衆電話ボックスを、太陽光発電で稼働する「グリーン」な充電ステーションに作り替えるプロジェクトの第1号が披露された。 

 緑色に塗装され直した「ソーラーボックス(solarbox)」は、市内有数のショッピング街の地下鉄トッテナム・コート・ロード(Tottenham Court Road)駅の外に登場した。

 ソーラーボックスは屋根のソーラーパネルで発電し、ボックス内には携帯電話やタブレット端末の充電器が4台設置されている。バッテリーを搭載しているので夜間などでも充電が可能だ。来年1月に2号機が設置される予定で、その後も設置が予定されている。

 英国の名物でありながら、携帯電話の普及により影が薄い存在となった赤い電話ボックスは、1968年に製造が中止された時点で英全土に約7万台設置されていた。現在も1万1000台が稼働しているがその大半が赤字だ。(c)AFP