【10月2日 AFP】ブルガリア北西部ゴルニロム(Gorni Lom)の火薬工場で1日夜、爆発があり建物が倒壊、2日現在15人の安否が不明となっている。政府当局は生存者がいる可能性は「極めて低い」と述べた。この工場では地雷の解体作業を行っていた。

 ブルガリアの民間防衛部隊のニコライ・ニコロフ(Nikolay Nikolov)氏は地元ラジオに「爆発現場に生存者の反応はない」と語った。またヨルダン・バカロフ(Yordan Bakalov)内相は「生存者を発見する可能性は極めて低い」と述べた。内務省事務次官によると、熱探知カメラを使ったものの、救助されたのは動物のみだったという。

 政府によると、爆発が起きたとき、工場ではギリシャの地雷の解体作業が行われており、15人が作業していた。

 ブルガリアには、共産党時代の老朽化した弾薬などが多数残存しており、順次解体作業が行われているが、近年同様の事故が度々発生している。(c)AFP